弁護士法人Martial Arts (マーシャルアーツ)の堀鉄平先生は、コピーの仕方ひとつをとってみても、その人の能力・性格が分かると指摘しています。

堀先生が勤務弁護士だったころのボスは、事務員を採用する際、選考のために新聞記事のコピーをさせていたそうです。

普通にコピーすると文字が濃すぎて見にくいため、ちょっと気が利いた人は薄めにコピーします。もっと有能な人は拡大機能を用いて当該箇所を見やすくしますし、さらに気が利いた人はネットで関連記事などをプリントアウトして添付するそうです(「弁護士 営業・経営マニュアル」p231-232)。

そういえば、中央官庁の役人も、最初にやる業務はコピーとりをはじめとする雑用ですが、1,2年もすれば将来どの程度の業績を残す人物かが大体分かるという話を聞いたことがあります。